
2024.4月10日更新
「管理栄養士」になるためには
栄養の勉強だけではだめ!
島根県出身の藤田葵さんは、医療栄養学科に通う1年次(取材時)。ヒロコクに入学してから、昔に比べて積極的に意見を言えるようになった気がすると話をしてくれました。幼い時からめざしてきたという「管理栄養士」に一歩近づいた学びの中で、とても輝いて見えました!
美味しくて楽しい時間をくれた
病院食を今度は自分が届けたい!
医療現場で働く「管理栄養士」をめざしています。「管理栄養士」は「栄養士」と違って、病院などで特別な栄養管理が必要な患者さんに対して栄養管理やアドバイスをすることができます。
私は、幼い頃に病気が見つかって、入退院を繰り返していました。退屈な入院生活の中で唯一の楽しみが食事だったんです。病院食って良いイメージがないかもしれませんが、私が入院していた病院は美味しかったんです! 美味しい食事を食べられる時は、楽しい時間を過ごせました。自分の時にもそうだったように、食事で患者さんが少しでも元気になって、辛い気持ちにも寄り添えたらいいなと思いめざし始めました。
自分自身、持病のこともあるので、すごく栄養面で気をつけて生活をしていますが、健康を維持するには、人の身体に大きく影響する「食事」がとっても大切だと思います。
「学ぶ環境が整っている!!」
と感じたヒロコクのオーキャン。
島根県出身で、あまり遠くない大学を希望していました。医療現場で活躍する「管理栄養士」をめざしていたので、ヒロコクの医療栄養学科には興味がありました。そして、オープンキャンパスに来た時、学生と先生との距離が近くて、施設も綺麗なのを目の当たりにして「学ぶ環境がすごく整っている大学だ!!」と感じたので、もうヒロコクしか考えていませんでした。高校2年生の時にはヒロコクに行きたい!と決めていました。結構、周りの友達は高校3年生のギリギリまで進路に悩んでいたので、私はダントツで早かったです(笑)。幼いころからなりたい職業が明確だったので、その分、早期から大学を調べることもできました!
さらに、呉キャンパス周辺の環境が好きです。小さい時から山の中で育ったような感じだったので、山があって海も見える呉市は過ごしやすいです。

1年次からの早期の体験実習が
やる気スイッチに火をつけた。
医療栄養学科は1年生から「早期体験学習」という実習があります。他の大学にはあまりない授業だと思うんですが、病院や給食センター、企業を訪問して、実際に管理栄養士さんの仕事を見学させてもらう貴重な機会です。実習のあとは見学を通じて学んだことなどをレポートにまとめて提出します。深い学びに入る前からさまざまな仕事内容を理解することで「管理栄養士」として自分がどの方面でどのように活躍するのが向いているかなど、とても参考になる授業でした。また、子どもから高齢者まで幅広い世代に関わることもあって、一人ひとりに合ったコミュニケーション能力を身につける必要性を感じました。
実際、私も医療現場で活躍する「管理栄養士」さんを見て“かっこいい!!”と思った反面、“思ってた以上に大変そう。「なりたい!」って言ってるだけじゃなくて、目標に向かって頑張らなきゃ…”と気が引き締まる思いもしました。正直、思い描いていたイメージと違って、病院の「管理栄養士」さんは朝から晩まで病院の中でぐるぐる回っていて、ずっと忙しそうでした。さらに「管理栄養士」さんと他の専門職の方が会話される内容にも難しい専門用語が飛び交っていて…。ヒロコクではIPE(専門職連携教育)を学びますが、まさに現場で起きている生の多職種連携を見たという感じでした。

すべての学問がなりたい職業に
つながっていると実感。
管理栄養士をめざす学問では食べ物のことばかり学ぶと思っていたら、実は1年生の時から医療の知識も学びます!「医学・医療概論」という授業では、医療に特化した授業だったので最初はびっくりしましたが、医療現場で働くには、やはり医療的な視点で栄養学を考える必要があるし、人の身体のことなので、なるほど!と思うことがたくさんありました。医療の勉強をすることで「管理栄養士」としても幅広い知識がつきます。
その他、実際の食品を使って調理の基本や食品の扱い方を学ぶ「調理学実習」や、糖質やたんぱく質などの栄養素について実験を通して学ぶ「生化学実験」という授業で、原理的なことを学びます。どの授業も「管理栄養士」としての知識が深まっていくので、とても前向きに取り組めます。これから始まる授業は「臨床栄養学実習」といって、医療福祉施設での栄養管理の技術を学びます。自分がめざす仕事に一番近い勉強なので楽しみです。
ヒロコクで身につけたいのは
単なる資格だけではない!
ヒロコクでは「管理栄養士」になる上で大切な学びや環境が整っています。私も自分の可能性を信じてこの大学に進学して良かったなと思っているので、「管理栄養士」になりたいなと考えている高校生がいたら、ぜひヒロコクに来て欲しいです。学科の先生はすごく親身になって教えてくれますし、手厚いフォローが受けられる制度もたくさんあります。4年間かけて勉強していく環境が、とても備わっていると感じます。
私は、ヒロコクを卒業したら地元に帰って、地域に貢献したいと思っています。「管理栄養士」は人の心に寄り添い、一人ひとりに合った栄養サポートやケアをする必要があるので、環境づくりやコミュニケーション能力など、これからもこの大学でいろんな方々に関わり、成長させていただこうと思います。