
2024.4月10日更新
患者さんの将来も一緒に
考えられる「作業療法士」へ!
作業療法学専攻に通う杉本虹果さんは、広島の実家から片道2時間かけて通っており、現在は3年次(取材時)! 春からは大学最後の1年を迎えますが、既に「作業療法士」としての人間性が備わっていることに取材陣は感動しました!
サッカーにのめり込む中、
密かに憧れたリハビリ職。
幼い頃からいとこの影響でサッカーを始め、小学校2年生から本格的にサッカーリーグへ選手登録するほどのめり込んでいました。中学2年生の時、大きな怪我をしてリハビリに通いました。そこでお世話になったのが「理学療法士」さんだったのですが、その時からリハビリ職の仕事に興味を持つようになりました。将来、リハビリ職に就きたいとは思っていたものの、その頃はあまり調べることもなく詳しくはありませんでした。
そして、高校2年生の時、授業で職業を調べることがあり、そこでリハビリ職にも色んな種類があることを知りました。調べる中で「作業療法士」が自分に向いているかなと思ったのがめざすきっかけとなりました。
他の大学なども調べていたんですが、国家資格の合格率が高いし、就職先も充実していたのでこの大学に決めました。オープンキャンパスに行き、設備も充実していることを実感。しかも、先生も丁寧で質問しやすい環境や雰囲気を感じ、合格率の高さも納得でした。

ヒロコクで学ぶ3年間で
身につく知識と経験。
授業が実践形式に近いものが多いのと、受け身で講義を聞くだけじゃなくて、患者さんを想定して、どういうアプローチをしていくかなど自発的に考えることを授業の中で行うので、すごく考える力が身につきますし、知識もどんどん吸収できます。
実習先も、私は発達障害領域を望んでいますが、違う分野にも実習でいけるので、色んな分野を経験できます。
印象に残っているのは、おもちゃを手作りして、みんなの前で発表をした授業ですかね。自分が思いつかないようなアイデアを持ってる友達がいて、すごく勉強になりました。おもちゃ作りの課題は、子どもの患者さんの症例に合わせた、おもちゃを考え、制作までします。

実習で患者さんとその家族を見て
必要だと思った資格をめざす!
国家試験の受験まで残り1年となりました。自信はないんですが、ヒロコクは国家試験の合格率が高いので、ちゃんと先生の指導のもと学んでいれば、合格するのかなとは思っています(笑)2年生後期のチューター制度や3年生からのゼミでも、過去問を解くなどの国試対策は始まっています。
しかし、今は「作業療法士」の他に「住宅改修アドバイザー」の資格も取りたいと考えています。住宅改修アドバイザーとは、住宅改修により、安全で使いやすい住環境になるよう、家屋の条件や身体状況に合わせて改修のアドバイスや提案を行う人のことです。患者さんと接する中で、子どもの患者さんもどんどん成長していくし、またその親も歳を重ねていきますよね。そうなった時に一緒に暮らせる環境を提案してあげられる知識をつけることで、もっと役に立てるし喜んでもらえるかもしれないと思ったんです。
勉強をして、どんなに知識や知恵をつけても、私自身の考えを患者さんに押し付けることはしたくありません。患者さんご本人に加え、そのご家族の気持ちや希望も聞き入れて、きちんと寄り添える「作業療法士」になりたいと思います。
実習を通して感じたのは、障がいがあっても子どもはかわいいし、その子どもの患者さんのお母さんも明るくて素敵なんです。皆さんのお役に立てるように、しっかり勉強していきたいと思っています。