2024.4月10日更新
みんながちょうどいいところへ。
それが平等な社会だと思う。
大阪府出身の富松咲和さんは「カウンセラー」をめざし、心理学科に通う2年次(取材時)です。富松さん自身の経験と、ヒロコクで修得した心理学の知識が合わさって、お話を聞いているうちに、私たちがカウンセリングしてもらっている気分になりました。
いつかは自分で
「フリースクール」を開きたい!
私自信、中学・高校の時はあまり学校が好きではなかったんです。コミュニティーが狭くて苦手でした。中学の時は、先生に恵まれ、かなり支えてもらえました。怒ることなく、まずは話を聞いてくれる先生で、常に親身になってくれました。その先生は強めの和歌山弁で喋る見た目は怖い先生だったんですが、すごく熱い先生でした(笑)
会社は転職できますが、学校って転校はなかなかできないじゃないですか。なので、人間関係などで悩んでいる子どもには、コミュニティーを広げてあげることで居場所ができると思うんです。昔の私と同じような辛い思いをしている子どもたちに居場所を作ってあげられる大人になりたいです。
お世話になった先生の影響で、学校の先生という仕事にも憧れたこともありました。だけど、私はそんなに器用ではなく「勉強を教えながら、心理面もしっかり見る」ということはできないなと感じました。なので、心理面をしっかり支えられる「カウンセラー」をめざそうと考えました。
今は「公認心理師」をめざすため、大学を卒業したらそのままヒロコクの大学院に進学を考えています。同時に「臨床心理士」の取得をめざしています。「カウンセラー」で経験を積んで、いつかは自分でフリースクールを開きたいなと思っています。
母と盛り上がった大学見学。
二人とも気に入って即決しました。
高校生の早い段階で、大学は県外へ行こうと思っていました。気分的に大阪より西に行こう!って決めてて(笑)おじいちゃんが広島出身の人なので、縁を感じた広島県内で探したんです。
心理学科があって大学院にも進学できる大学として「ヒロコク」が検索で出てきました。国家試験の合格率や、IPE(専門職連携教育)、学科を横断する科目があったり、大学独自の特徴的な授業にも興味がありましたし、医療系の専門的な学部が揃っていることを知って「すごいな!」って思いました。
オープンキャンパスには母親ときました。コロナ禍だったので、在学生には会えなかったですし、授業を少し見るだけでしたが、スタッフの方が親切に案内してくれたので、母も私も「ヒロコク良いじゃん!ここにしよー!通ってるイメージできるわ!」って盛り上がってました(笑)
大阪に戻って高校の先生に「ヒロコクに決めました!」と伝えたら、県外だからか高校の先生も2,3人掛かりでいろいろ調べてくれたようで、後日「あなたに合ってると思うよ!」って言われました(笑)常翔学園の系列という点で、大阪の教育界では知られていたから安心したようです。常翔学園は複数の大学や学校を運営する大きな学園として大阪ではとても有名なので!
ヒロコクの特色ある授業は
深くて面白い!!
IPEの授業はとても良い学びだと思います。現場ではチーム医療が大切と言われているのに、学生の間に学べなかったら現場出た時に何をどう考えたらいいかわからないじゃないですか! その点、ヒロコクでは自分の専門を学びながらも、自然に他の専門職からの視点を知ることで、連携できる力が身につくので、学生たちの将来にしっかり繋がっていると感じます!
一方、横断プログラムはIPEとは別で、学部内で自分の専門ではなくて別の学科の授業を受けて単位をとるような仕組みです。だけど、心理学科だけでもいろいろな分野があって、自分はまだ活用できてないんです。フリースクールを開こうと思うと、保育や福祉についての知識も必要になるので、今後、横断的に他学科の専門知識を身につけていきたいと思います。
すべてにおいて平等な環境を
子どもたちに提供したい。
大学で心理学を学んでいる中で、中学・高校が好きではなかった自分の過去に“思春期”が関係していたんだな…と気付ける授業がありました。「発達心理」という授業で、小学校は楽しく学校生活が送れていたし、今、大学も普通に楽しく過ごせているのに、なんで…?!という疑問に対して、成長の中で何かしらの感情が関係していたとしたら…。とても腑に落ちるところがありました。
自分の場合、自分のことをしっかり見てほしくて反抗していました。例えば、不登校の子が学校に来ると褒められる。その時、“この子は学校にきただけで褒められるのに、なんで毎日きてる私は褒めてくれないの?”って思っていました。他にも、スカートを短くするために折って履いて怒られる子と、そうではない子がいたりして、その中で自分は、スカート折って怒られるタイプだったんです(笑)なんで、みんなと同じことをやってるのに私だけ…って思ってたんですよね。
そんな風に、成長過程にある子どもの心理って「学校に行ってるから大丈夫」ではないんです。世間一般的には不登校の方がフィーチャーされやすいですが、不登校でなくても居場所がない子はたくさんいます。自分は、そういう視点でしっかり個人を見てあげられる「心理士」になりたいです。LGBTQも関係なく、すべてにおいて平等な環境を作っていきたいです。
みんなが同じ場所をめざすんじゃなくて、みんながちょうどいいところへ行ける。でもみんな前に進めてる!そんな環境づくりをしていきたいです。
勉強の内容はどこの大学も同じ。
環境こそが自分を育てる要素!!
心理学を学ぶ上で、勉強の内容ってどこの大学も大体は同じだと思います。だけど、教え方や空気感や環境は大学によって全く異なります。私には、ヒロコクが合ってたんだなーと常々思います。
雑音が少ない環境も自分には合っていたみたいです(笑)大阪にいるときより落ち着いて生活できている感覚があります。都会はビルばかりで、四季による変化は気温だけ。だけど田舎は季節によって自然の景色が変わったり、楽しいんですよね!
AIに仕事をとられる世の中で、心理学は人が人にしかできない仕事です。まだ日本は遅れていますが、どんどん需要が上がっていき必要とされる職業です。
これから大学生になる皆さんは、親元を離れて暮らすことにも不安があると思います。狭いコミュニティーも辛いけど、新しいコミュニティーに入るのも苦しいもので、自分も経験しただけに気持ちは分かります。
だけど、ヒロコクは来るとみんなが優しくて素敵な場所です。そこまで気を負わずに入学したら良いと思います! やりたいことを全力でできる環境と応援があるので、やりたいと思う気持ちを優先して飛び込んで来てください!ぜひ一緒に勉強しましょう。