2024.4月11日更新
毎日山口県から通っています!
めざすは「認定薬剤師」。
石崎優椎さんは薬学科に通う4年次(取材時)。実家のある山口県から通っていると聞いて、取材陣は全員驚きました!ですが、話を聞くと確かに無駄な時間はなく充実していて通えそう。5年次となり、春から始まる学外実務実習は、実家の近くの薬局を予定しているよう。海外研修も希望しているようで、石崎さんから目が離せませんね!
めざしたきっかけは
身近な「薬剤師」の存在。
薬剤師をめざそうと思ったのは小学生の高学年くらい。叔母が薬剤師なんですが、自分が病気になったときに、叔母がいる薬局に行ったことがあって、薬がたくさんある中で、パパッと必要な薬をとって調剤して、服薬する人に説明をしているのを見て、すごいな〜って思うことがあって。かっこよかった。元々、生物とかそういう勉強が好きだったので、自分に合ってるかな〜って感じていました。
母親から叔母の仕事について聞いたりしていました。他の仕事はどんな感じなのかとか何時まで働いているのかとか。とはいえ、小学生だったので、大学生になる前では、それなりに、将来の夢は揺らいでいましたよ(笑)
高校の友達と一緒に入学。
綺麗な校舎にテンション上がる!
地元の公立大学とヒロコクを併願していましたが、公立の大学は記念受験で、ほぼヒロコクに決めていました(笑)ヒロコクの薬学部は家から通える範囲という点も大きな志望動機でしたが、登校初日に“あ。こんなにかかるんか(時間)…”って思いましたけど(笑)一方、綺麗でオシャレな校舎に驚きました!“こんなところで俺、今から学ぶんかー!”ってテンション上がりましたね。通学時間に関しては、高校からの友人が同じ薬学部に通っていて、道中もずっと一緒なので辛いどころか、今では楽しい時間です。通学時間は有効活用できていて、友達と問題を出し合ったり、最近は先生に英語の論文をもらっていて、それを読んでまとめています。
そして、5年生でアメリカの大学で行われる実務研修に参加したいと思っています。定員があり、希望者が多いとその中から選考があるようです。選考基準には学業面も必要と聞いているので、行けるかどうか…(苦笑)
ヒロコクにしかない授業や
手厚い進級サポート。
3年生で漢方について学ぶ授業があります。授業担当の先生が漢方のスペシャリストで、なかなか聞けない深い話をしてくれます。漢方は長期的に飲まないといけないけど、副作用が少ないので、処方されやすいです。そういう一般的な知識以外にも有益な情報を教わりました。あと、「病態と薬理」という授業が面白かったです。病気のことを学ぶのですが、図や写真を見ながら、自分の体の中で起こっていることや、薬がどのように作用して症状に効いていくのかなどを知っていくことは楽しかったです。
4年生では、5年生から始まる学外実務実習を受けるための薬学共用試験があり、その対策講義があるんですが、2ヶ月くらいかけてしっかり学べるのは本当にありがたかったです。
「薬剤師」の就職先は
意外なところにも…。
薬学部の学外実務実習は5年生から始まります。自分は病院に就職したいと思っていますが、病院と薬局での実習を通して最終的な就職先を決めたいと思います。
「薬剤師」の就職先は結構幅広く、病院やドラッグストア、調剤薬局の他に、製薬会社などの企業や公務員もあります。公務員と聞くとなぜ?!って思う人もいるかもしれませんが、保健所に就職すると、食中毒が出たお店を調べにいくなどの仕事をされているみたいです。
就職してからも学びを深め、
「認定薬剤師」をめざす!
めざしている資格は「がん薬物療法認定薬剤師」。資格をとり、乳がん患者をサポートしたいと思っています。この資格取得をめざしたきっかけは、たまたま読んでいた漫画が乳がんを題材にした内容だったのと、通学時間を考慮して、たまたま選んだ研究室が乳がんの研究をしていたから。偶然が重なって気になる分野になりました(笑)そして、一緒に通っている友達も同じ研究室なのも“たまたま”で笑えます。
「がん薬物療法認定薬剤師」の資格を取るためには、まず「薬剤師」の資格を取得する必要があり、さらに研修期間を含め数年間「薬剤師」として働いて、試験までに一定数の症例を上げないといけません。その症例を集めることが大変らしいです。なので症例が集まりやすい病院に就職したいなと考えています。
今は研究と英語の論文で手一杯! まだ国家試験の勉強に取り掛かれてないこともあり、今は薬剤師の国家試験に合格する自信はありませんが、先輩からはこれから対策講義が始まると聞いています。
研究室の仲間にも恵まれ、楽しく過ごせています。みんなで頑張って国家試験にも合格したいですね。